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秋の童話 オータム・イン・マイ・ハート
イントロダクション
王道を行く純愛ドラマで涙の洪水に思いっきり溺れよう
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イントロダクション
王道を行く純愛ドラマで涙の洪水に思いっきり溺れよう
03 /26/ 2003
◇2000年の秋、韓国のKBSにて、全18回で放映されたのこドラマ、
主人公が少年・少女の頃のストーリーが主のだった初回は他局ドラマに押され気味だったものの、
回を追うごとに好評を得て、ついに最高視聴率は42パーセント、実に平均視聴率30パーセントを記録、
韓国のドラマ史上最高の大ヒットとなった。
アジア各国でも放映され、韓国では「オータム・シンドローム」という言葉まで生まれた。
韓国の絵画のように美しい田園風景、海、山を背景に描かれる純粋なメルヘンのような純愛ドラマ。
どこかで見たことがあるようなストーリーと思いながらも、よく見てみるとこれはありそうでなかった、
でも誰でももしかしたら心の底で憧れる「愛」がぎっしり詰まっている。
まさに珠玉のラブ・ストーリー。
いつも見るのは主にアメリカの映画、このサイトもほとんどアメリカ映画で占められていますが選んでいるわけでもなくアメリカがただ単に好き。本当にアメリカの映画が好きなんだなぁと自分でも思い知ったりしていたのですが。
韓国。こんなに近いお隣のお国というのに文化的なものはほとんど知らないと言っていいくらいなのが不思議に思えたりもするようになりました。
ラブ・ストーリーに憧れるにはちょっと年取りすぎだなーと思ってますが、ラブ・コメならよく見てる気がします。
やっぱり愛だの恋だの、正真正銘の純愛モノって見るのが気恥ずかしいっていう気持ちが、どこか拭えないような気がしていたんですよね。斜に構えてたっていうか、なんというか。でも、なぜだかこのドラマはそんなカッコつけとか、年齢とか、そんな邪魔するものがバカバカしくなる、不思議な力があります。監督のユン・ソクホさんは若い方なのかと思いきや、温和そうな中年男性。「純愛を幼稚なものとは考えていない」という言葉に妙に納得してしまうのです。
ただ見せる恋愛ドラマではなく、目から耳から浸透していくそんな感じ。綺麗で澄んだものは、人の心にすぅーと浸透していくものなのですね。(一人納得)人の心の奥深い部分に迫る暗いものや、先の見えない今の世の中の現実、 なんとなく突っ走りって止まれなくなりそうな今、そんな中でこのドラマは、人間のセーフガードという感じがします。泣くのが恥ずかしいと思いながら、いつしか人目もはばからずワンワン泣いてしまう、そんな涙の洪水に溺れつつ、いろいろ好きな事書かせ てください。
ストーリー概要
生まれ変わったら、私は木になりたい。
一箇所に根を張ったら、もう二度と動かない木。そしてもう、誰とも別れない…
ユン・ジュンソとその妹ウンソは愛情溢れる裕福なユン家で幸せな生活を送っていた。しかしある日ウンソが交通事故に遭い、輸血時にウンソの血液型が問題となる。ウンソはユン夫妻の実子でなく、実は14年前の出生時、病院の新生児室で、同じ日に生まれたチェ家の娘シネと取り違えられていた事が発覚。チェ家の父は白血病で死亡し、以来母スニム一人で中学生のシネとその兄を育てている貧しい家庭だった。
結局血のつながりのある実の娘シネをそのままにしておけなかった父親の思いもありシネを引き取り二人の娘を育てたいとスニムに申し出る。しかしウンソは実の母スニムの心情を思い、実母と暮らすことを選択する。辛い生活をしながらも自分に構わないで欲しいというウンソを見ていられず辛い思いをする兄ジュンソ。ふたりは最後に海で、束の間の楽しい時間を過ごす。
ジュンソは「木になりたい」というウンソの言葉を一生忘れない、離れても心は一つだと誓う。そして間もなくユン家は渡米。それから10年の歳月が流れ、成績優秀だったウンソは家庭の事情で大学進学はあきらめ、ホテルで働いていた。そこで知り合ったホテルのオーナーの息子テソクから、愛の告白をされるが、ウンソの心には常に兄ジュンソの面影があった。その頃兄ジュンソは家族とともに帰国。婚約者のユミも一緒だった。幼い頃二人で遊んだ思い出の海で再会の日を迎えたジュンソとウンソ。お互い10年越しで面影を追い続けた血のつながりのない兄と妹の間には、いつしか懐かしさ以上の、押さえ切れない愛が芽生えていく。しかし誰一人二人を祝福する者はいなかった…。そんなウンソに、さらに追い討ちをかけるかのように病魔が襲う。
これからコツコツと回を追って好きな事を綴っていきます。興味のある方はちょこちょこ覗いてみてね。
次は、ユン・ジュンソの愛について、です。
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